コンパクトで多機能!まさに夢のルーター: Ubiquiti Networks Unifi Dream Router (UDR) レビュー

はじめに

本研究所ではUbiquiti Networks社製品を使い始めて数年になりますが、最初はEdgerouterという真っ黒な高機能ルータを使っていたのですが、その後に出てきたUnifiシリーズは明るいシルバーか白という色でIT管理をシンプルに統合する、まさにUnifiという名の通りの製品でした。

SMB(スモールビジネス)から、エンタープライズまで対応で来るUnifiですが、ここ最近ホームユーザを意識した製品も多く出てきました。

中でも昨年リリースされたUnifi Dream Machine(UDM)はルータ/スイッチ/Wifiを統合し、スマホの各種Unifiアプリから設定、一括管理ができる優れものでした。その後Dream Machineの後継機としてDream Routerがリリースされました。今回はUbiquitiさまのご厚意により、Dream Routerをテストする機会をいただきました。早速開封してDream Machineから何が変わったのか、何ができるのかを見ていこうと思います。

ここだけは読んでほしいハイライト

  • 前機種であるDream Machineユーザの声を多く反映させている印象で死角がない。正当な後継機種でありまさに夢のルータともいえる
  • ホームユースを意識しており、丸みをもった部屋にすっと溶け込むデザイン
  • Unifiによる機器の一括管理。設置場所からのアクセスはもちろん、遠隔からの管理も可能
  • 暫定のテストではあるが、FW/IPSがオンの状態で有線接続で下り800Mbps弱、上り900Mbps近くのスループット、Wi-Fiでの無線接続も下り600Mbps/上り460Mbpsを確認済(これら速度にまつわる部分は後日しっかりテストします)
  • パワーユーザが大好きそうなトラフィックモニターが本体に具備、スループットをを見ながらニヤニヤできる(これは同社のホーム向け別製品、Amplifiにはついていて先代Dream Machineにはついていなかった
  • このサイズでPoE(Power Over Ethernet)ポートを2ポート具備
    • PoEは名前の通り、イーサネットのケーブル(俗にいうLANケーブル)だけで機器に電源供給ができる
    • 電波が弱いところにはLANケーブルの配線だけで電源なしでUnifiのアクセスポイントを追加できる
    • 見守り、監視をしたいところにもUnifi Cameraを簡単に設置できる(注:要PoEアダプタ)

この製品は誰にぴったり?

  • Unifi未体験な方はもちろん、Unifiの操作に慣れている方にもおすすめ
  • 情報セキュリティが気になる個人事業主やカフェ、飲食店のオーナーの方々にもピッタリ
    • Unifiによって外部からの攻撃を防ぐファイアウォールに加え、侵入検知、防御機能ももつ(俗にいうIDS/IPS)
    • お店の来訪者に対しゲストWi-Fiも簡単に設定できる
    • Teleportを使えばVPNもお気軽に設定可能
  • 自宅なのにエンタープライズ向け機器がなぜかいっぱいある逸般の誤家庭でも、家族のプレッシャーに屈し、環境の縮退を余儀なくされている場合にはUDRは良いチョイスとなる

製品説明/特徴

Ubiquiti社のホームページより。前機種であるDream Machineより高機能であるにも関わらず安い…

Ubiquiti のホームページにて記載されている特徴は以下の通りです。

WiFi 6 ルーターと複数のPoEポートを備えたUniFi OS コンソール。 全てのUniFiアプリケーションをホストできるDream Routerは、特に家庭用に最適なUniFiソーリューションを提供します。

https://jp.store.ui.com/collections/unifi-network-unifi-os-consoles/products/dream-router

ハードウェアのスペックとしては、以下の通りです。

  • 5GHz帯で2.4Gbpsのスループットレート
  • 2.4GHz帯、600Mbpsのスループットレート
  • 1 GbE RJ45 WAN用ポートx1
  • LAN用ポートx4(PoE給電対応ポートx2)
  • 128GBの内蔵ストレージとMicro SDカードスロット*を搭載

製品写真

製品画面(アプリなどある場合)

セットアップ電源導入直後

まずは電源ケーブルとWAN側のポートを自宅のAUひかりのHGW配下に設置し、電源投入を行いました。

Unifi画面での設定

お次は設定の大半を行うことになるUnifi Networkアプリで操作を続けます。当研究所ではすでにDream Machine Proがコントローラーとして存在している中で複数コントローラはどうやって設定するのかな?と少し心配になっていましたが心配は杞憂でした。画面うえのプルダウンメニューからコントローラを選択可能でした。ということは1アカウントで複数のDream Machine/Dream Router/Cloud controllerを操作できる=多拠点管理も簡単に管理者が実施できるのではという結論に至りました。遠隔地の拠点が多い管理者や出張が多い中、家族からの「なんか何もしていないけど、インターネット繋がらない」問題も慌てず、遠隔での対応が可能と感じました。

フロントのLCDパネル

Amplifiに搭載されているインジケーター、かっこいいなー、一方でDream Machine初代はこの画面がないのでホームユースでもこの手のインジケーター着いたらいいなあと思っていたので、この機能実装は非常にナイスだと思います。

ベンチマーク (NW機器の場合)

—現在工事中です。近日中にアップさせる予定です—

検証Topology

検証設定

有線接続のベンチマーク

無線接続のベンチマーク

 ・Router–対象機器–端末

 ・Router–対象機器|–端末x2 (端末→インターネット、端末⇄端末間)

  • speedtest.net
  • openspeedtest
  • iperf3
  • fast.com

製品を使用しての所感

  • 製品としての完成度は高い
  • 前機種Dream Machineをさらにブラッシュアップして性能や機能追加してきている感触
  • この手のall-in-one構成は値段と速度(≠性能)がバランス取れてないものが多い中、有線でも800~900Mbpsを叩き出す性能は素晴らしい
  • SOHO/Small Businessの地方拠点/カフェ、店舗の利用者向けWifi&監視カメラの管理/実家の親が使うルータなどといったユースケースが考えられる
  • Unifi Networkの設定は簡単にできるが、英語が苦手な方には少し設定は辛いかもしれない(ローカライゼーションも大事だが、先に日本語ドキュメントを作ってあげたほうがユーザは増えるかも)
  • WAN側、LAN側にマルチギガ(2.5Gとか)のポートが今後つくと嬉しいかな

まとめ

軽く使ってみましたが、Dream machine初代の頃の弱点がほぼほぼ埋められており、正当な進化を遂げた次期製品、という印象を強く持ちました。性能も申し分なく、非常に満足度が高い一台です。

パフォーマンス部分は後日まとめますが、加えてUnifi Protect/Teleportなどの部分もDream routerにとって非常に面白いユースケースになると思うのでこの部分も随時追加していく予定です。


最後に、本機器をテストする機会をいただいたUbiquiti Networksのみなさまに感謝いたします。

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