レビュー : Ubiquiti Networks Unifi Camera G3 Instant

はじめに

ネットワーク機器の管理からWIFIの管理 (Unifi Network)、最近はID管理なども一気に統合しているUbiquiti Network社のUnifi製品群ですが、比較的前から監視カメラとしてのUnifi Protectという機能も提供していることをご存知でしょうか？筆者も存在は結構な前からあることは知っていたのですが、試す機会を作ることができずにいました。

状況が変わったのはUnifi Dream Machine Pro(UDM-Pro)の発売です。UDM-ProはUnifi Networkの機能に加え、Unifi Protectの機能もひとまとめにして管理することができるようになりました。
一方で問題として最近は低価格なカメラが昨今の半導体不足が影響してか、なかなか入手することができずにいたのですが、、先日ようやく低価格帯で一番人気と言えるUnifi Camera G3を入手することができました。早速レビューしていこうと思います。

ここだけは読んでほしいハイライト

• スモールビジネス、プロシューマー向けの機器としては圧倒的な安さ
• 一方で安さに対しての性能のバランスがとても良い
• 監視用のウェブカメラとしては圧倒的なサイズの小ささ

この製品は誰にぴったり？

・Ubiquiti Network社製のDream Machine Proを持っている人
・Ubiquitiの製品群でNW機器や監視を丸ごとワンストップで実施したい人
・ウェブカメラの価格帯で本格的な監視のモニタリングをオンプレミスでやりたい人(Unifi Protectはローカルのアプライアンスのディスク領域にデータを保存し、クラウドにはデータを出さない)

製品説明

Ubiquiti社の製品説明を以下に記載します。

Wi-Fi 接続、フルHD（1080p）、赤外線機能付き、双方向通話対応ビデオカメラ。Wi-Fi／Bluetoothを通して、素早く導入できます。 UniFi Camera G3 Instantは、デュアルバンドWi-Fiを通してシャープな1080pフルHD映像をライブビューイングできるビデオカメラです。内蔵された赤外線LEDは、夜間も鮮明に撮影できます。双方向通話できるG3 Instantは、付属のAC電源アダプタ、または PoE – USBアダプタ（別売）で便利に電源供給が可能です。UniFi ProtectモバイルアプリからWi-Fi／Bluetooth経由で、カメラを素早く既存のネットワークに導入できます。

https://jp.store.ui.com/collections/unifi-protect-cameras/products/unifi-protect-g3-instant-camera

特徴

• フルHD 1080p、30 FPSビデオ
• 赤外線 LEDによる昼夜両用
• デュアルバンド Wi-Fi に対応（これはウェブカメラには珍しい。電波の強度にも夜が、可能であれば5Gで繋いでおきたい)
• 133˚広角レンズ
• マイクとスピーカーを内蔵し、双方向通話に対応 
• モバイルアプリ「UniFi Protect」を通してクイックセットアップ（Wi-Fi／Bluetooth経由） 
• ACアダプタ（付属）または、Instant PoE – USBアダプタ（別売）で給電
• コンパクトで、壁にマウント可能。

製品写真

Unifi Protectの操作画面

• 現在UIは英語のみ。日本語対応が待ち遠しい
• インタフェースは使いやすい
• 時系列に映像がサムネイルで出るので直感的に操作ができる

まとめ/所感

• 機器サイズがとにかく小さい。USBに加え、別売りのPoE-USBアダプタを活用すれば配線の制約が少なくなるのでSI的な観点では天井や壁に配線することでとても取り回しが良く設置できそうに感じた
• アプリのインタフェースは直感的で使いやすい
• 日本語のアプリのインタフェースがあるともっと多くのユーザが増えるのでは(Unifi ProtectのみではなくUnifi networkにも同じことが言える）
• UDMを持っている人には追加投資がデータ保管のHDD1つですむのは嬉しい
• クラウドに録画データ起きたくない・・・というひとには丁度良い反面、データ保管は使用するHDDサイズによって投資額が変わる
• Protectを使いたいがために機器を揃えると結構な投資額になる。地方拠点や海外の拠点における、IT管理者不在のSMBなどにはUnifi Protectはとても相性も良さそうに感じた

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