レビュー : Chuwi Minibook X (Celeron N5100版)
世はまさに大ミニノートPC時代!と言いたいところなんですが、ここ最近のB5サイズ以下のサブノートでこれ!というものが見つからないのが現状。GPDシリーズは小さくて良いのですがキーボード配列が変態すぎて(特にLの隣がすぐEnter)どうしても受け入れられなかったり、One Mixシリーズもこれまた同じくキー配列が独特でかつパームレストとスライドパッドが死ぬほど小さくていまいち使う気になれず。。
困っていたなか、昨年ごろから中華Padで色々と業界に風を吹き込んでいるChuwiさんがMinibook Xというラップトップを発表しました。中でも特徴的なのはそのサイズ感。まさにB5サブノートというにふさわしいフットプリントを持ち、これぞモバイルマシン!と言いたくなる外観でした。ただそれでも購入には至らず、理由は画面内埋め込みカメラというまた攻めすぎたスペックでWindowsのマイコンピュータがカメラで見えないという愉快仕様。そして何度も買うべきか買わないべきかを悩んでいたのですが、流石は日本ユーザの声を敏感に察知するChuwiさん、素早く不評の点を改良して第2世代モデルをリリースしてきました。フットワークの軽さは本当にすごいなと思います。こちらのモデルを購入し、数ヶ月使ったレビューをしていこうと思います。
ここだけは読んでほしいハイライト
4ヶ月程度使いましたが、不満な点はバッテリーの持ちとUSBポートの変態仕様くらいでした。
- CPUはCeleronN5100、メモリは12GB、ストレージはSSD 512GB。必要充分ではあるが、CPUの性能の低さは理解しておく必要がある。ちょっとした作業ですぐにCPUが100%に張り付く。一方でヘビーな作業をしなければそこまで露骨な遅さを感じることはない。
- バッテリーの持ちはMaxで持って2時間くらいを想定しておくこと。サイズと軽さの代償であると割り切って使うべし。icloud/Onedriveを連携しているとあっという間にバッテリーがなくなるので注意。普段、モバイルバッテリーを持ち歩いているのであれば最悪それを使って繋ぎ充電するのも良い。
- USBポートがなかなかの変態仕様。右上ポートは専用の充電器のみ充電サポート。その横にある2つ目のポートはUSB PD対応。しかしなぜ2つとも同じ仕様にならなかったものか・・・(さすがはユーザの声を即座に反映するChuwi、最新のN100モデルではこの部分の不満が解決されています)
- 自分の環境では最初のSetup時にWi-Fiがなぜかどうやっても接続されない問題が発生、USBのイーサネットアダプタを差してセットアップ完了、Windows Updateを一通り行ったあとにはWi-Fiは繋がるようになりましたが、初見殺しとしては最高にハマるので注意。
- N100モデルの最新版が出ている以上、こちらを買うモチベーションはほとんどないのだが、在庫処分などで安くなっている場合には検討してみても良いかもしれない。
- ランニング用バッグのような小さいフットプリントの中に入れるPCとしては最高クラスのサイズ感。キーボードも小さい割に以外と使え、打鍵感も良好。
ギャラリー
幼少期は広島、10代の半分を海外で過ごす。国内SIer、外資大手NWベンダ、外資エンドポイント管理のスタートアップなどを渡り歩く。
世の中にある面白いガジェットを追い求めて20余年。日々のウェブ界隈パトロール時に偶然(?)見つけてゲットしてしまったガジェットをご紹介することに情熱を注いでいる。
愛機はiPhone 13 Pro Max, Pixel 7, Surface Pro XとiPad Pro M1 12.9インチ。
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